5/16 笑い男

こんばんは、きりんです。地震がありましたね、震度どれくらいだったのでしょう。突然家族全員のケータイが鳴り出してびっくりしました。


で、なんか調べてみると預言者さんが降臨しているみたいですね。2ちゃんねるに。僕は今日移動中にシュタゲを見ていたので、謎のシンクロにまたびっくりしました。預言者さんは未来人らしく、2062年から来ているらしいです。熊本の地震も言い当てたそうで、5月17日になにかある、ような感じを匂わせているようです。怖いですね。どこまで信じていいのかわかりませんが。。

 

先日昼間に暇で、親と白黒映画を見ていました。確か「12人の怒れる男」という題名で、アメリカの陪審員制度が舞台になったものです。ある事件に対し、12人中11人が即有罪と判決を下すものの、主人公一人だけが無罪を主張し始め、証拠とされていたものがひとつひとつ検証され、証拠の不確かさが明らかになって行きます。証拠の不確かさと不確かさが結びついて、全く別の事実が浮かび上がってくるという点は推理小説のようなスリルがありました。

 

映画では結局、容疑者が本当に事件の犯人だったかどうかは明らかになりません。しかし僕が恐ろしいと思ったのは、人間が周りの空気に同調するということでした。周囲の多くが疑問点を口に出し始めると、それにつられて最初に有罪と決めつけていた人たちも、曖昧だった点を口に出し始めます。
極め付けは記憶の捏造です。陪審員なので、裁判の時の証言をもとに有罪か無罪かを判断していくわけですが、まず有罪側は少年の記憶の不確かさから彼が怪しいと言い張ります。しかし無罪を主張する主人公は人の記憶はあてにならないことを熱弁し、説き伏せるのです。

にもかかわらず、最後の最後、有罪を主張する最後の一人を説得する際に用いたのは自分たちの不確かな記憶でした。一人の記憶が不確かでも、何人もがそんな気がするといい始めればまるでそれが事実だったかのようになってしまいます。そういう空気のようなものに人間はとても弱いのだと思います。

 

なんだか選挙や事件や何かの加害者を叩くこととかに共通しそうですよね。あと恐怖とかそういった感情にも関わりそうです。スタンドアローンコンプレックスですよ。オリジナルではないんです。

 

とか、ここまで書いたものの僕も地震は怖いので枕元にいろいろ準備して寝ようかと思います。あしたは都内に出なければいけない日なので、帰宅難民になるのがこわいなあといった感じです。地震きませんように。みなさんもお気をつけてください。きりんでした、それでは。